FC2ブログ

レビュー御礼:銘柄 / さぷりん88さん


まずはご閲覧いただき、本当に有難うございます!
心よりの感謝を申し上げます(*´`*)
せっかくの嬉しいご要望ですので、一つずつお答えしていこうと思います!

和也の兄との関係性や状況について
実は、「銘柄」は「BRST!」という拙作から派生したスピンオフ作です。
ですので、詳細は上記作の中に書かれてはいるのですが… ( 新発言の「俺の親友の嫁さんなんかな~」台詞の、親友と嫁さんが主人公の話がBRSTになります )
なにしろ900ページ以上の長編なので、端折って説明させていただこうかと(汗)

和也は「聖龍」という族の副総長で、総長は本編で女の子たちが叫んでいた「総」という男です。
総は12代目の総長なのですが、10代目の総長が「昴」という人間 ( 上記の新の親友 ) でした。
そのときの副総長が新 ( =葵の兄 ) という関係性になります。
きちんとした答えになっているでしょうか…!

葵とのこれからや続編・番外編について
嬉しいお言葉をありがとうございます(涙)
実は、ベリーズカフェさんや野いちごさんでもファンさま限定公開で後日談を載せたりしています。
ただ、そのためだけにファン登録をしていただくのは忍びないので(汗)
魔法のiらんどさんで公開しているバージョンを貼り付けておきます。パスは「0823」で読めます。

そして番外編ですが、実はまだ載せられていなくて(汗)
折角のお声ですので、追記で番外編を少しですが…よろしければ^^






バタン、扉を閉めて玄関の其れに施錠する。

グレーに覆われる曇り空は既に泣き出してしまっていて、少しだけ遣る瀬無さを感じつつも傘を広げて歩を進めた。

降り出したのはつい先ほど。予報では割と低いパーセンテージとして示されていたくらいだから、きっと其れに縋って傘を持たずに外出した人も居るのだと思う。


――――と、



「あ」

「おねーさ………、葵だ」





シャッターの閉められたクリーニング屋のような場所で、至極困りきった表情を晒して佇むのはお兄さ………、和也くんだった。

淡いブルーの傘を差して雨粒を弾いていた私は、必然的に足を止めて彼へと視線を伸ばすに至る。




「傘。忘れたの?」

「うん、降らないことを祈って」

「(……やっぱり居たよこういう人……)」




内心先ほど胸中で並べていた予測を確信へと塗り替えると、淡色で少し大きめの其れを傾けて和也くんの瞳を見上げる。







「どこ行くの?良かったらどうぞ、私も込みでだけど」

「……天然って凶器だよね」

「え?」






言葉の意味を理解できずに首を傾げる私と、そんな此方の様子を見て困ったように笑みを浮かべる彼。

有難迷惑、だったのだろうか。


「ごめん。嫌だった?」

「まさか!」





おずおずと向けていた傘の傾斜を戻そうと再度柄に力を込めたとき、不意に重なった手の体温に肩が驚くほど飛び上がる。

見れば、視線の先で微笑む和也くんが私の手ごと傘の柄を握り締めていて。






「嬉しかっただけ。いま公園行こうと思ってたから」

「……わ、私も」

「やっぱり?ラッキー。んじゃ、お言葉に甘えて」






そう言うや否や、和也くんが柔に私の手から其れを離してカサリ、と。

傘が広げる僅かな空間に身体を滑り込ませてきたから、その柄の高さは驚くほど上へと持ち上がった。



「背、高いね」

「俺?そうでもないと思うけど。葵が小柄なんじゃない?」







首を傾げるようにしてそう零した和也くんに、苦笑混じりに「不便だよ」と。

言葉を向けた私だったけれど、くると思っていた返答が未だ無いことに疑問を感じて隣を仰ぎ見る。


――――だけれど、



「そのままでいいよ、てかそのままで居てよ」

「……え、なんで?」

「だってさ」







改めて思うこと。其れは、この傘によってつくり出された空間が他のどの場所よりも狭いけれど温かくて、私の体温をぐんと引き上げてしまうこと。

ただし、この傘がそんな道具に成り得るにはある条件が必要だ。



「キスすんのに、今の葵がちょうどいいから」

「えっ、」




必須条件その一、雨の日であること。



「あれ、照れてる?もう俺らそんなに恥ずかしがる仲じゃないじゃん」

「ちょっ、誤解招くような言い方やめてよ!」




必須条件その二、和也くんが自分の傘を忘れること。



「でも俺ね、葵とはしばらくプラトニック路線でいきたいと思ってるんだよね」

「しばらくって……、」

「あれ?」






必須条件その三。其れは、



「もしかして葵、欲情しちゃった?」



隣にいつも通り企むような笑みを浮かべた、和也くんが居てくれること。













雨の日は少しだけ辺りを寂寞の色に染めていく。けれど、そんな時だってキミと一緒ならきっと晴れ渡った日と同じ色合いに染め上げられそうな気がするんだ。



「年上を敬ってください、和也くん」

「今更そんなこと言われてもねー」

「て言うか!もしかして、最初から私が年上だって知って―――」




「そうだよ?」






ほら。今日も君は日頃と違わない笑みでその表情を飾って、何時までも私を揶揄し翻弄する。

クスリと戯弄感の含ませた笑みと細めた瞳で私を見遣ると、直ぐにお得意の色香を混じて。




「初対面で俺に誕生日教えてくれたじゃない。おねーさん」






口角上げてそんな言葉を口にする傍ら、狙ったように此方の額に口付けをおとすから堪らない。









雨の日、相合傘
君と私の出逢いは梅雨の季節だったから

thanks a lot:
https://www.berrys-cafe.jp/pc/book/n1545800/review/n135752/

コメントの投稿

SECRET

プロフィール

疼木沙紀

Author:疼木沙紀

ホームページ「alterna」

脳内で飽和状態と化している物語を吐き出すべく、魔法のiらんどさんとベリーズカフェさんで文字を綴っています。
洋楽と猫が好きです。

共同twtr

プライバシーポリシー

◇当サイトに掲載されている広告について

スポンサーリンク

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

ランキング

[ジャンルランキング]
日記
5399位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
創作日記
263位
サブジャンルランキングを見る>>

お問合せフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

スポンサーリンク

▲ top